5分で昨今のWeb広告が理解できる!
広告の種類
広告の種類というと、
「広告っていうと、新聞とか、電柱のやつとか、あとチラシもそうか」
いや、そういう種類ではなく、
いわゆるPush(プッシュ)型、Pull(プル)型という種類のことです。
4大メディアは
4大メディアといえば①新聞②雑誌③ラジオ④テレビですがこれは、Push型です。
以下に分けます。
Push型 受動的 潜在ニーズ 4大メディア SNS広告
Pull型 能動的 顕在ニーズ Googleリスティング広告 Yahoo!プロモーション広告
Push型は、さきほどの4大メディアに加え、Facebook広告やTwitter広告等のSNSの広告も入ります。逆にPull型はGoogleリスティング広告や、Yahoo!プロモーション広告を言います。
「へぇー、Googleの広告とかFacebook広告は一括りで『Web広告』ってわけじゃないんだ」
まあ、くくればWeb広告ですが、そういう分け方はしません。
Push型とは
なんとなく違いが分かってきたかもしれませんが、
いわゆるこちらは、セグメント(分類)に分けた「見込み客」に対して発信する広告です。
たとえば、ポスティングのチラシ。
「これはリフォーム関連チラシだから、一戸建てが多い場所中心に撒こう。団地とか意味ないよ」
これもセグメント。かなりざっくりですけどね。
たとえば、電車広告。
通勤中、腹痛で悩んでいる人が多いと思うので、水なしで飲める下痢止め薬を広告。
これもセグメントですよね。
Facebook広告も。
年齢、性別、職業、趣味、地域、などでセグメントして、広告を出す。
かなり細くセグメントされてます。これは革命的なセグメントです。
Twitter広告、えげつない。
同業種他店の店舗をフォローしているフォロワーさんたち。
たとえば、ココイチのフォロワーだけに、
最新カレーの広告をTwitter上に掲載する、C&Cカレー(笑)
これもセグメントですね。えげつない(笑)
Pull型とは
これってまさに、検索革命的ですよね。革命使いすぎ? 革命インフレ(笑)
検索は「具体的に目的を持った人」です。
たとえば「ラーメン 福生」という検索ワードなら
完全にこの人、食いますよね。もうラーメン胃袋になっていますよね?(笑)
Push型とちがい、もう具体的に◯◯知りたい、解決したい、欲しい!
と、ニーズが完全に顕在化してます。
Googleリスティング広告
これは、Googleリスティング広告ってやつです。
Yahoo!でいえばYahoo!プロモーション広告。
機能は同じです。
まさに検索したそのキーワードに広告をあてるわけです。
- 福生市 パソコン修理
- 福生市 パソコン中古
- 福生市 パソコン買い取り
- 福生市 自作パソコン
たとえばうちのパソコン屋なら、こんな感じで。
このキーワードで検索すると、検索結果ページの
一番上位に、広告を表示することが出来ます。
つまりPull型のリスティング広告が最強なのか?
って話しになりますが、これは、顕在的な見込み客しか集客できません。
その場はいいと思います。
問題は、それがずっと続かない、ということです。
手っ取り早いのはGoogleリスティング広告かもしれませんが、
長く考えていくなら、顕在ニーズだけでなく潜在ニーズも掘り起こさなければならないのです。
潜在ニーズってどう掘り起こすのよ
潜在的に隠れているニーズ。
自分ではニーズがあると思って無くて、あるきっかけで必要と思う。
潜在ニーズとは、価値創造の提案だと思います。
まさにこれこそ、
「こういう生き方もあるよ」
「一度きりの人生、こういうふうに生きてみない?」
の提案かなと。大袈裟かもしれませんが、極論はこれを売る。
「そうそうこれが欲しかった」はワクワク系マーケティング実践術の小阪裕司先生の著書ですが、まさにコレですね。
コトの中にモノを埋め込む。とか。
持論
リスティング広告というより、「検索」という機能に着目すると。
だんだん人は、自分の興味あるものしか、時間を割かなくなってくる。
これはこれで、良いのかもしれませんが
実は、可能性を閉ざしている場合もあるのかもしれません。
それは思いがけない出会いに、出会えなくなるということ。
想像の範疇でしか、感動がなくなってくるということ。
そんな気がします。
Amazonの「この商品を買った人は、こんなものも一緒に買っています」は、その範疇。
逆に「この商品を買った人は、絶対に以下のものは買ってません」の
コーナーの方が新しい出会いがあるかもしれません(笑)
新しい出会いのためのPush型
だからこそ、新しい出会いのためには効果がすぐに出ないかもしれないけれど、
Push型で細く長くアピールすることも大切だと思いました。
先日、電車広告のお手伝いをしたおさだウィズ店さんの広告はまさにPush型。
ものすごいインパクトで、興味ない人、関係ないと思う人ですらも巻き込むように、おさだウィズ店の皆さんと作りました。
まさに、強烈な出会いです。
そして、そのあとのこのステッカーの左下部の「詳しくは【◯◯◯◯】で検索」は、Pull型検索広告を利用した、効果測定。
この広告を見た人でなければ、検索しないであろう、キーワードで検索させます。
悪用もできる
だから、詐欺なサイトも横行します。
インパクトある言葉を謳い、スキをつかれてフラッとクリックしたところを
一気に詐欺るようなサイトも。
こういう奴らとの戦いですね。
コンテンツから人へ。
だからこそ、「なぜ、わたしはあなたから、今、この商品を買わなければいけないの?」
の問いが必要だと思いました。
人の出会いが、未知のコンテンツに導き、新たな可能性と出会うと、思いました。
たとえば昨日のブログでも紹介した保険屋さん。
保険というコンテンツから入ると、どうしても気が重くなりました。
結局、お金がかかってきますからね。
しかし、その保険屋さんと、ちがう出会い方をし、その人間性と、その方の持つ、理念、バックストーリーを知ると、この人のことを信じて、すべておまかせしようと思ってしまいます。
人との出会いこそ、新しいコンテンツと出会い、またコンテンツ以上の価値を得るんだな、と。
今も、未来も。
Pull型も、Push型も、両方大事。
「今」のための広告がPull型なら、「未来」のための広告がPush型。
そうとも言えるかもしれません。
私たちは、今の仕事をこなしながら、未来の仕事も同時に作らないといけませんね。
今のためなのか、未来のためなのか。
広告を利用する時、そういう視点も必要だと思います、と言う話でした。
どうですか?
Web広告だけを解説するブログでは無かったと思います!
0コメント