デザインという言葉でうやむやにさせるものか。
先日、良く仕事をいただく、デザイン事務所社長さんと話をしていて
その中でいろいろご相談もしていたのですが
「デザインっていっても装飾だよね! 案をだせとか、売れる方法を考えろっていうのは別問題だよね!」
っていう趣意の発言をされ。
まさに…と思いました。
一番末端のデザインとは、結局は装飾です。
つまり、Decoration(デコレーション)です。
見栄えを良くする、最後に皿に盛る、盛り方です。
売れるように作って! 結果が出るように作って!はDTPのデザインではなく、レイアウトをはじめとした、「情報のデザイン」です。
Compilation(コンピレーション)…いわゆる編集作業ですよね。エディットともいうのでしょうか。
情報をどの順番で載せるか、どんなライティングで、お客さんにどういう行動をしてほしいのかを考えること。
そこからさらに上層にいくと、そもそも発信方法はチラシでいいの?SNS広告でいいの?とかいう発信のデザインになります。
Publicity(パブリシティ)…広告の発信方法です。ちんどん屋さんでもいいわけです。意図する結果に結びつくなら。
これ以上、上層になると、コンサルティングとか、ディレクションのいきになります。
Customer(カスタマー)…どのポジションにいる顧客に対しての発信なのか。見込み客と絆顧客ではメッセージがちがいます。まず、お客さんを区分け出来てないのなら、その作業からしなくてはなりません。
最上層は、もう、そもそも論です。その商品でいいの?って話です。
Contents(コンテンツ)ですね。
コンテンツデザイン→カスタマーデザイン→パブリシティーデザイン→コンピレーションデザイン→デコレーションデザインとなるわけです。
デザイナーはわりと人権侵害が多くて(笑)デコレーションデザインのお金しかもらってないのに、コンピレーションのデザインもしろって言われます。無償で。(売れるデザイン考えてよ、みたいな)
なのでしっかりした料金設定が大切です。
またパブリシティーデザインは、効果測定も含まれるマーケターのようなお仕事でもありますね。
これもちゃんとお金をいただかないと。
売れるように作って欲しいというなら、自社・自店のクセを見抜かねばなりません。
チラシを作って、当たった、当たらなかったというのは楽天主義というか、全然なにも考えてないのと一緒です。
その中に潜んでいる隠れた数値、購入に至らないまでも、どのくらい反応し、興味ある人がひそんでいるのか、などを把握することも大切です。
それがわかった上で、興味がある人をいかにリスト化し、忘れられないようなアプローチをいかにしていくのか。
さすがに無料ではやりません!(笑)これを成果報酬で…とかナイですから。
ま、そういう方は自分で頑張ればいいと思います。自分でやろうと思えばできなくもないですからね^^。嫌味ではなく。
デザインという言葉でうやむやにさせるものか、でした〜(^_^;
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